親が認知症になったのだ。
わあ、それはたいへんですね。
親も年だからな、しょうがないのだ。
でも、そうなったらそうなったで、どうしたらよいのかよくわからず困ったのだ。
だから、将来、親の認知症で困った人のために私の対応を記録して公開することにした。
みなさんのお役に立てば幸いです。
親が認知症を患っているという方も多いとおもいます。
私の親も認知症になったことがわかったのですが、「じゃあどうしたらいいのか?」ということはよくわかりませんでした。
身近にも親が認知症を患っている方も多いのですが、やはり聞いているのと体験するのでは大違い。
苦労話はよく耳にするもののどんなことをするのかは、あまり聞くこともありませんでした。
そこで、私の場合はどうしたのかを中心にまとめておくことで、これから先、親が認知症になってしまった方のためにまとめておくことにしました。
目次
親が認知症になった
歩いて5分くらいのところに父が住んでいるのですが、3ヶ月ほど顔を出さないでいたある日のことでした。
朝早く父から電話がかかってきました。
「1週間ほどうんちがでないので病医に行きたい」
父も80歳半ばということで年老いてきた様子も感じてきていたので病院まで付き添うことになりました。
診察にも一緒に付き添ったのですが、お医者さんと父親の会話が少しちぐはぐなことに気がつきました。
このとき「あっ、父もボケ始めたな」と初めて気がついたのでした。
どうやら日常生活には今のところ支障はないので少し様子をみることにしました。
認知症と診断をもらうために病院に行く
さらに2ヶ月後、再び朝に電話があり、「うんちが出ない」とのこと。
これはチャンスということで、事前に調べておいた「もの忘れ外来」のある病院の胃腸科を受診。
そのときに「父がボケてきてしまったので、こちらの「もの忘れ外来」を受診できませんか」と相談しました。
認知症を診てくださる病院は混んでいることが多いといわれていたので、ちょっと遠回りかもしれませんが、病院の様子もわかるので時間に余裕があるならこのような方法もありだと思います。
無事に1ヶ月後の受診予約がとれました。
そして、予約日に「もの忘れ外来」で受診し、検査やテストを経てお医者さんに「認知症だね」という診断をいただきました。
程度としてはどのくらいですがと聞くと「要支援2かな。要介護1にはならないかも」というお答え。
さらに進行の速さはどれくらいですかとさらに尋ねると「高齢の痴呆症はゆっくり進行してくから5年くらいかな」ということでした。
あとでわかったのですが、最初に病院で「認知症」という診断を受けておいたことは大正解。
後に介護保険を利用するために要介護認定を受ける際の時間節約になりました。
地域包括支援センターを利用する
次に地元の「地域包括支援センター」に電話をして相談の予約をとりました。
こちらも業務が忙しいところが多いということなので、まずは電話してから来所することをお勧めします。
予約する際の電話で「認知症が進んでいったときに円滑に施設入所できるようにしたいので相談したい」とこちらの課題も伝えておきました。
運良く、電話したした日の午後が空いているということなので早速来所しました。
そこでの話をまとめると次のようになります。
- 介護保険被保険者証の再発行を依頼
- 介護認定を依頼
- 介護の判定まで結構時間がかかる
介護保険被保険者証は、65歳になると送られてくるとのことですが、ボケ始めた父に探してもらうのは困難なため再発行をお願いしました。
また、介護保険を利用するためには、どの程度の介護が必要かという「介護認定」が必要とのことなので、これも申し込みました。ただ、介護認定の予約を取るのは、やはり3週間から1ヶ月先とのことでした。
予約は、地域包括支援センターを通して役所に申込ができ、介護認定のための自宅訪問の日は後日連絡がくるとのことでした。
話を伺えば伺うほど、介護を始めるまでには時間がかかることがわかりました。
地域包括支援センターと要介護認定については、下でリンクを紹介してますのでそちらをご覧ください。
参考 要介護認定を受けるには?申請方法から認定後の流れまで徹底解説!イリーゼ
役所の福祉課から電話がきた
地域包括支援センターで要介護認定を申し込んでから1週間後に役所の福祉課の人から自宅の訪問日の相談がありました。
速くて3週間後以降というので、お互いの都合の良い日時を設定しました。
本当に一つ一つの手続きに時間を要します。
たまたま携帯に出られる状況だったのが幸いでした。
仕事によっては、携帯に出られない人も多いと思うのでそういう方にとってはさらに手間と時間がかかると思いました。
つづく・・・。