ソフトボールって知っているかい?
体育の授業でやったような気がします。
ソフトといってもボールはでかいし固いんだよ。意外に国民的人気スポーツだったりするんだよな。
今でも競技人口多いですよね。社会人のリーグ戦も盛んですし。オリンピック競技としても3大会ぶりに東京オリンピックで復活するんですよ。
ソフトボールの基本的なルールは、野球とほぼ同じです。ただし、野球とはグランドのサイズも小さくてピッチャーとホームの距離が13.11mしかありません。また、スポーツ競技のルールや内容は、時代に合わせて変化するもので、日本のお家芸のソフトボールも例外ではありません。今回、ソフトボールの試合を観戦する前に読むだけで、2020倍楽しめる8つの豆知識を紹介します。
目次
もともとは室内競技として始まった
ソフトボールの始まりは1887年の感謝祭にシカゴで室内競技として始まったのだそうです。その34年後の1921年(大正10年)にアメリカ留学から帰国した東京高等師範学校の先生が学校体操科の遊戯としてソフトボールを日本に初めて紹介したといわれています。ソフトボールのルーツは野球であることは、誰もが思うところですが、もともとはシーズンオフの室内競技として始まったと聞くと、130年以上前からそんなに大きな室内競技場があったアメリカってすごいと改めてびっくりしちゃいます。
国際ルールでは7回で終了
野球は9回までですが、ソフトボールは7回で終了です。もし、同点だった場合は、延長戦を行います。しかも、勝負を早く決するために延長戦は、ノーアウト2塁から攻撃を始めます。この延長戦のやり方を「タイブレーカー」と呼んでします。試合が延長戦となる場合は、投手戦となっていてなかなか点が入らないことから採用されたやり方だそうです。高校野球でも、延長13回から採用されているタイブレーカーですが、今後いろいろな競技でも採用されていくのでしょうか。
ボールは黄色
大学生以上は3号球を使います。大きさは、円周12インチ(30.2~30.8cm)、重さ/6.5 ~7オンス(177.5~198.8g)です。また、革の部分が黄色で縫い目の部分が赤色のイエローボールと呼ばれているボールの使用が、国際ルールで定められています。コルクやポリウレタンの芯に馬のなめし皮二片で包み縫い合わせてあるそうです。なぜ黄色なのかを調べたのですが、わかりませんでした。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)で世界平和を願ってとか、宇宙の真理を表しているとかアナウンスしておけば、ネタとしては最高だったのに・・・。個人的には、ソフトボールは、パンプキンボールと黎明期の頃は呼ばれていたというから、カボチャを表しているという予想に1票。
一塁ベースは2つある
一塁ベースはオレンジと白の2つがくっついたダブルベースと呼ばれるものが使われています。ソフトボールは野球と比べ塁間が短いこともあって、一塁で守備者と打者走者の接触が起こりやすく、衝突により大ケガをすることなどもあったことから導入されたそうです。ダブルベースは、白色の部分(白色ベース)をフェア地域に、オレンジ色の部分(オレンジベース)をファウル地域に固定して使います。「野球でも導入してもいいのでは?」と思うのは私だけではないはず。
先発のみ、復活の呪文が使える
先発の選手は、一旦ベンチに退いても一度に限り再出場を認める「リエントリー」が採用されています。再出場は、どのタイミングでもできますが、自分の打順を引き継いだ選手としか交代できません。きっとどこかのチームでは、再出場した選手のことをゾンビと呼んでると思っています。
離塁アウト
野球では、「リード」がオーケーですが、ソフトボールは禁止です。投手の手からボールが離れるまでは、走者は塁を離れてはいけないことになっています。もし、離れた場合は、アウトになります。でも、盗塁禁止というわけではありません。ただ、成功率が低いのであまりやらないのだそうです。
走りながら打ってもよい
塁間が短いソフトボールでは、早く一塁に行くためにバッターボックス内で走りながら打つ「スラップ」という打法があります。三遊間方向にゴロを転がすイメージでバッティングしており、内野安打を狙います。また、セーフティーバントやプッシュバントも野球と比較して多く使われています。
10人で試合をすることもある
指名選手(DESIGNATED PLAYER DPと呼ぶことも多い)という打撃専門の選手を指名することもでき、そのときは10人で試合に出ることになります。指名選手はどこのポジションでもかまいません。ただ、途中から指名選手を発生させることはできません。もちろん先発ならリエントリーすることもできます。また、指名選手が守備につくこともでき、その逆もできますが、その際は9人で試合をすることになります。プロ野球のパリーグで採用しているDH制よりも複雑です。
もっとソフトボールについて知りたい人は
もっとソフトボールにいて知りたい人のためにリンクをまとめておきました。参考にしてください。