アレクサ対Googleホーム 「遊び相手にふさわしいのはどっち編」

AIスピーカーとは、Googleの「Google アシスタント」やAmazonの「Alexa」などのクラウド型AIを搭載したスピーカーのことです。AIスピーカーに話しかけると、音楽や動画を再生してくれたり、自分の欲しい情報を提供してくれます。 また、AIスピーカーに対応してあるテレビ・照明などを声で操作することもできます。

「スマートスピーカー」とも呼ばれるAIスピーカーですが、私の周りでも、購入した方が増えてきました。最近になって再び人気がでてきたようです。

我が家でもamazonn Echo(Alexa搭載)とLInk20(Googleアシスタント搭載)をそれぞれ1台ずつ購入済みです。これら2台は、それぞれの特徴を生かして活躍していて、我が家では「アレクサくん」、「グーグルくん」という名前で呼んでいます。(以下、アレクサくん、グーグルくんと呼称)

アレクサくん、グーグルくんは、クラウド型のAIという特徴を生かしてシステムのバーションアップが可能です。どちらも購入して1年以上たちますが、バージョンアップのたびに新たな機能が追加され新型のAIスピーカーとほぼ同等の機能を維持できています。

左がAmazon Echo  右が JBL LInk20

せっかく2機種のAIスピーカーを所有しているので、ぴぃぷれ独自のユニークな視点で比較してみましょう。

そこで記念すべき1回目は『遊び相手にふさわしいのはとっち編」をテーマに比較対決していきます。

現在AIスピーカーの購入を検討している方はもちろんですが、AIスピーカーで何ができるか興味がある方にも参考になれば幸いです。

いわ
いわ

AIスピーカーは日々進化しています。本記事内にあるAIスピーカーの動作及び反応は、執筆当時のものです。

また、勝負の判定は、個人の主観によるもので客観性、公平性を保証するものではありません。

その点をご理解の上、お読みください。

第1回戦 しりとりしよう

暇つぶしのお遊びといえば「しりとり」であることは誰もが認めるところです。幼き頃、友達とやったしりとりは、暇つぶしが目的だったはず。アレクサくんとグーグルくんは、暇つぶしのお遊びである「しりとりしよう」に応えてくれるでしょうか。

アレクサくん

助手
助手

アレクサ、しりとりしよ。

アレクサ
アレクサ

しりとりをはじめましょう。シリトリックスの強さを簡単、難しい、最強で指定してください。

グーグルくん

助手
助手

ねえ、グーグル、しりとりしよ。

グーグル
グーグル

わたし、一人しりとりは、とくいなんです。(といって、しばらく一人しりとりをした後、「ぐ」で始まる言葉になり、グーグルアシスタントといって音楽が流れ終わる。)

or

しりとりは大好きなんです。わたしからいきますよ、ふじさん、あっ、「ん」がついてしまいました。完敗です。

判定

アレクサくんは、対戦レベル設定もでき、ちゃんとしりとりをしてくれます。でも、暇な時のしりとりって本気でやりたいわけではないのでアレクサみたいな本気丸出しの対応は正直うっとうしくも感じます。それに簡単に設定すると、アレクサを負かすことも比較的楽にできます。でも、AIの本気に人間が勝てるわけもなく、人間が勝ったとしてもAIに手を抜かれたみたいで面白くない人もいるでしょう。

グーグルくんは、一見するとユーモアで返して好印象な感じがしますが、やんわりとしりとりを拒否しています。そんなことに付き合ってられねーぜということなのか、AIに勝てるわけないだろうという隠れたメッセージなのでしょうか。

よってこの勝負は引き分け。

第2回戦 遊ぼー

Aiスピーカを遊び相手しようと考えていると、下校のときに友達と昇降口で交わした「遊ぼー」という言葉を思い出しました。みなさんも「遊ぼー」との問いかけに「いいよー」と応えてくれたと友達の笑顔にほっとした記憶をお持ちの方も多いのではないでしょうか。もちろん私もその一人。アレクサくんとグーグルくんは、「遊ぼー」の問いかけに応えてくれるのでしょうか。

アレクサくん

助手
助手

アレクサ、遊ぼー。

アレクサ
アレクサ

遊びましょー。アレクサ、じゃんけんしてといってみてください。

グーグルくん

助手
助手

ねえ、グーグル、遊ぼー。

グーグル
グーグル

ドワーフのトンネル、勇者とさかさまの棟、バトルマシンなどがりますが、どれを利用しますか。

判定

アレクサくんの受け答えに続いて「じゃんけんしよー」というとじゃんけんができます。こちらは、こちらでえぐいアレクサ節の請けごたえがあり、思わずにんまりしてしまいます。でも、結構長くじゃんけんさせられるのは、メンドクサイ。3回勝負でいったん切り上げる仕様にしてもらえるといいかも。

一方、グーグルくんが紹介する3つのゲームは、放置系のRPGです。テキストRPGが言葉になったイメージです。でも、言葉だけで話を進めなくてはいけなくて、正直メンドクサイ。グーグルくんが紹介する3つのゲームについては、公式HPのリンクを下に貼っておいたので参考にしてください。また、グーグルくんに3つのゲームの紹介の後に「他には?」と聞くと違うゲームも紹介してくれます。

この勝負、シンプルな受け答えができたアレクサくんの優勢勝ち。

参考 グーグルの応対に出てくるゲームの公式サイトTlazolteotnia

第3回戦 ねー

「この味がいいね」で始まる俳句は俵万智さんのサラダ記念日で、「ね」で友達の定義ができるのは宇宙よりも遠い場所です。ならば遊び相手にふさわしいのは『ねー』の一言で応えてくれるAIスピーカーですよね。語義としては、半分は同意を求め、残りは相手の存在を確認する意味を持つ「ねー」です。アレクサくんとグーグルくんは、愛情をたっぷり注入した「ねー」の問いかけに応えてくれるのでしょうか。

アレクサくん

助手
助手

アレクサ、ねー。

アレクサ
アレクサ

はい、はい(めんどくさそうに)

グーグルくん

助手
助手

ねえ、グーグル、ねー。

グーグル
グーグル

(5秒ほど沈黙)はい、続きが気になります。

 or

 はい、なんでしょう。(等)

判定

これは、もちろんアレクサくんの勝ちです。めんどくさそうに答えるところもにくい演出です。

一方、グーグルくんは、ちょっとピンボケした受け答え。機械らしいといえば機械らしいですが、AIらしくはないかな

よって、第3回戦はアレクサくんの勝ち。

第4回戦 コイントスして

「コイントス」とは、硬貨(コイン)などを上に投げて、落ちた時の裏表で物事を決めることです。好きな人に告白するべきが、しないべきか悩んだ時には「コイントス」で決める人も世界で5人以上いるはず。アレクサくんとグーグルくんは、恋の行方を決める「コイントスして」の問いかけに応えてくれるのでしょうか。

アレクサくん

助手
助手

アレクサ、コイントスして。

アレクサ
アレクサ

はい、裏です。

グーグルくん

助手
助手

ねえ、グーグル、コイントスして。

グーグル
グーグル

(コインとをトスする音)表です。

助手
助手

ありゃりゃ、どういうこと?

調べてみると「運命のコイントス(につないで)」というと手の込んだコイントスができます。こんなかんじです。

助手
助手

ねえ、グーグル、運命のコイントスして。

グーグル
グーグル

わかりました。運命のコイントスです。(電子音)二択の選択肢から一択に絞ります。表か裏が出たときの選択肢を決めましょう。表は?

助手
助手

食べる。

グーグル
グーグル

裏は?

助手
助手

遊ぶ。

グーグル
グーグル

(コインが跳ねる音)裏がでました。あなたは、遊ぶという選択を取るべきです。グッドラック。アクションを閉じるので、終了といってください。

判定

アレクサくんもグーグルくんもコイントスできました。

アレクサくんは、あっさりとした雰囲気のコイントスで、味気ないといえば味気ないかも。

一方、グーグルくんは、選択肢を入力する手間がかかるものの、ごまかしをゆるさないシステムとなっています。また、コインが跳ねる効果音が入ってコイントスしたぞという気にさせてくれます。でも、選択肢として「やめる」というとコイントス自体が終了してしまう致命的なバクがあります。(^_^;)

この勝負、コイントスの音が入っているでグーグルくんの勝ち。

第5回戦 よだれ鶏の「よだれ」とは?

晩ご飯のおかずは、「よだれ鶏のサラダ」でした。そういえば最近「よだれ鶏」ってよく聞くけどよだれ鶏の「よだれ」ってどういう意味なんだろうと食事をしながら疑問に思いました。さすがに夕食中にスマホで検索するのもお行儀が悪いですよね。そこで、AIスピーカいに尋ねてみることしました。はたして、アレクサくんとグーグルくんは、「食事中にAIスピーカーで遊ぶのは行儀がわるいですよ」と注意することなく、よだれ鶏の秘密について教えてくれるのでしょうか。

アレクサくん

助手
助手

アレクサ、よだれ鶏のよだれとは?

アレクサ
アレクサ

ごめんんさい。ちょっとわかりません。

グーグルくん

助手
助手

ねえ、グーグル。よだれ鶏のよだれとは?

グーグル
グーグル

ハフポストのサイトからの概要です。「よだれ鶏」は、四川省でよく食べられている中華料理で、その名の通り「よだれが出る」ほど美味しい・・・。

判定

アレクサくんは、素直に不勉強さを謝ってくれましたが、AIなんだから、それぐらい教えてくれよというのが率直な感想です。

一方、グーグル君は、さすが検索に関しては優れています。ただ、「よだれどり」と読み上げるべきところを「よだれにわとり」と誤読をしているのは、人間様に対する挑戦なのでしょうか。

この勝負、素朴な疑問にちゃんと答えてくれたグーグル君の一本勝ち。

第6回戦 宇宙人っていると思う?

一人で寂しい思いをしているときは、宇宙人でもいいから友達になってもらいたいと思うものです。でも、宇宙人って実在するのでしょうか。人類がわからないことはAIに聞いてみましょう。はたして、アレクサくんとグーグルくんは人類にもわからない壮大な質問に答えてくれるのでしょか。

アレクサくん

助手
助手

アレクサ、宇宙人っていると思う?

アレクサ
アレクサ

こんな説明が見つかりました。宇宙人とは、地球外生命の内、知性を持つ者の総称である。

グーグルくん

助手
助手

ねえ、グーグル。宇宙人っていると思う?

グーグル
グーグル

私はいると信じたいですね。

判定

アレクサくんに何度も「宇宙人はいると思う?」と聞いていたら、「この答えであってますか」と尋ねてきたので「ちがーう!」と応えました。アレクサくんも自分がちんぷんかんぷんな回答をしていると自覚があるのでしょうか。やはり、このような謎かけみたいな質問には、グーグルくんに一日の長がありますね。ちなみに「宇宙人を連れてきて!」と命令してみましたが、両方ともうまくこと和えられませんでした。ここは「わかりました。では、UFOを呼んできてください」ぐらいの切り返しが欲しいところです。

この勝負グーグルくんの勝ち。

総評

ここまでの結果をまとめると次のようになります。

アレクサくんグーグルくん
第1回戦 しりとりしよう
第2回戦 遊ぼー×
第3回戦 ねー×
第4回戦 コイントスして×
第5回戦 よだれ鶏の「よだれ」とは?×
第6回戦 宇宙人っていると思う?×
勝敗3勝2敗1引分2勝3敗1引分

いまのところアレクサくんとグーグルくんの勝負は、グーグルくんが優勢です。

また、記事にはしませんでしたが、アレクサくん、グーグルくん供に受け付けないワードとして、次のものがあります。

アレクサくんグーグルくん
ブラックジャックしよう××
モノポリーしよう××
あみだくじやろう××
将棋やろう××
オセロやろう×(※1)×

※1 画面付きのEchoSpot、EchoShowなどの画面付きデバイスなら可能。

今回、第6回戦を追加しました。

このあとも適宜対戦を続け、記事も更新していくので楽しみにしていてください。